PHP の移行後の保守

PHP 8 系に移行しても、それで終わりではありません。PHP には約 4 週間ごとに修正バージョンが出て、どのバージョンもサポートは 4 年で終わります。
修正バージョンの確認と適用、依存パッケージの更新、次のバージョンへの計画的な移行まで、KEY SELECT が継続してお引き受けできます。移行を担当したエンジニアが保守を続けるため、システムを把握したまま対応できます。
すべての作業を、セキュリティを意識して進めます。

移行のあとも、修正は出続ける

サポート中の PHP には、約 4 週間ごとに修正バージョンが出て、その中に脆弱性の修正が含まれます。PHP 8 系に上げたあとも、修正を入れ続けなければ、古い PHP を使っているのと同じ危険が残ります。

PHP 8.4 は、2026 年の 10 か月で 11 回、修正が出ている。
  1. 8.4.171 月 15 日
  2. 8.4.182 月 12 日
  3. 8.4.193 月 12 日
  4. 8.4.204 月 9 日
  5. 8.4.215 月 7 日
  6. 8.4.226 月 4 日
  7. 8.4.237 月 2 日
  8. 8.4.247 月 30 日
  9. 8.4.258 月 27 日
  10. 8.4.269 月 24 日
  11. 8.4.2710 月 21 日

php.net のリリースの記録から、2026 年 1 月から 10 月 25 日までに出た 8.4 系の修正バージョンを並べたものです。最新は 8.4.27 です。

サポートは 4 年で終わる

最初の 2 年間は不具合と脆弱性の修正、次の 2 年間は深刻な脆弱性だけの修正です。PHP 8.2 のサポートは、2026 年 12 月 31 日で終わります。数年ごとに、次のバージョンへ上げ続ける必要があります。

PHP 以外の部分も更新が必要

PHP の上で動くフレームワークと Composer のパッケージ、OS、Web サーバー、データベースにも、それぞれ修正とサポートの期限があります。

修正が多いのは、PHP だけではない

修正バージョンが定期的に出るのは、PHP の欠点ではありません。脆弱性が見つかるたびに直し続けている、ということです。ほかの言語も、同じように修正を出し続けています。

2026 年 1 月から 10 月 25 日までに出た修正バージョンの数どの言語も、修正は出続けている。
  1. Node.js 2414 回
  2. .NET 1012 回
  3. PHP 8.411 回
  4. Go 1.2610 回
  5. Ruby 4.09 回
  6. Python 3.147 回
  7. Rust6 回
  8. Java 255 回

各言語の公式の配布元のリリースの記録から数えたものです。Node.js と .NET は長期サポート (LTS) のバージョンで、Node.js は 14 回のうち 5 回、.NET は 12 回のうち 10 回が、脆弱性の修正を含むリリースです。Go 1.26 は、2026 年 2 月 10 日のリリースのあとの修正です。Rust は 6 週間ごとに新しいバージョンが出て (2026 年は 1.93 から 1.99 の 7 回)、その修正が 6 回です。Java は OpenJDK のビルドの Eclipse Temurin です。棒の長さは回数に比例しています。

言語・実行環境修正の出方1 つのバージョンのサポート
PHPアクティブサポートの間は、約 4 週間ごと4 年
Python最初の 2 年間は約 2 か月ごと。その後は、必要に応じてセキュリティの修正5 年
Node.js長期サポート (LTS) の間、重大な不具合と脆弱性を修正LTS のバージョンで、合計 30 か月
Java (Oracle JDK)1・4・7・10 月に、重要な修正 (Critical Patch Update) を公開製品とバージョンによる

どの言語で作ったシステムでも、修正の適用と、数年ごとのバージョンアップは欠かせません。言語を変えても、保守が要らなくなるわけではありません。

お引き受けできること

PHP だけでなく、PHP の上で動くフレームワークとパッケージ、OS やデータベースまで、まとめて保守できます。

修正バージョンの適用

毎月、PHP の修正バージョンを確認し、検証環境で確かめてから本番に入れられます。深刻な脆弱性は、決めた日を待たずに対応できます。

依存パッケージの更新

Composer のパッケージの脆弱性を定期的に検査し、修正されたバージョンへ更新できます。フレームワークのサポートの期限も管理します。

OS とミドルウェアの更新

OS、Web サーバー、データベースの修正と、サポートの期限の管理もあわせてお引き受けできます。

次のバージョンへの移行

サポートの期限から逆算して、次のバージョンへの移行を計画し、1〜2 年ごとに少しずつ上げられます。

テストと CI の維持

自動テストと静的解析を CI で動かし続け、修正を入れても動きが変わらないことを、毎回確かめられます。

記録とご報告

いつ、何を更新したかを記録し、定期的にご報告します。取引先のセキュリティチェックへの回答にも使えます。

毎月の保守の流れ

修正バージョンは約 4 週間ごとに出るため、月に 1 回の保守の日を決めて、遅れずに入れます。

  1. 情報の確認

    php.net の告知、OS とクラウドのセキュリティの告知、依存パッケージの脆弱性の情報を確認します。

  2. 影響の確認

    修正の内容を読み、お使いの機能に関わるか、緊急に入れるべきかを判断します。

  3. 検証環境での確認

    自動テストと、主な画面の操作で、動きが変わらないことを確かめます。

  4. 本番への反映

    決めた保守の時間に反映し、問題があれば前の状態に戻せるようにしておきます。

  5. 記録とご報告

    入れたバージョンと確認の結果を記録し、ご報告します。

PHP のサポートの期間

サポート中の PHP のバージョンと、期限です。2026 年 10 月 25 日時点の php.net の情報によります。

バージョンリリースアクティブサポートセキュリティサポート
PHP 8.52025 年 11 月 20 日2027 年 12 月 31 日まで2029 年 12 月 31 日まで
PHP 8.42024 年 11 月 21 日2026 年 12 月 31 日まで2028 年 12 月 31 日まで
PHP 8.32023 年 11 月 23 日終了2027 年 12 月 31 日まで
PHP 8.22022 年 12 月 8 日終了2026 年 12 月 31 日まで

OS のパッケージで PHP を入れている場合

Ubuntu や Red Hat Enterprise Linux などの OS のパッケージでは、脆弱性の修正が、元のバージョンの番号のまま取り込まれることがあります。バージョンの番号だけでは修正の有無を判断できないため、OS の提供元の告知で確かめます。対象かどうかの確認も、KEY SELECT がお引き受けできます。

よくあるご質問

他社が移行したシステムでも、保守を依頼できますか。
はい、お引き受けできます。最初にソースコードと環境、テストの状況を確認してから、保守の内容をご提案します。
修正バージョンを入れると、システムが動かなくなることはありませんか。
修正バージョンは、同じバージョンの中の不具合と脆弱性の修正です。検証環境で自動テストと画面の操作を確かめてから本番に入れ、問題があれば戻せるようにしています。
保守の費用はどのくらいですか。
システムの規模、更新する範囲 (PHP、パッケージ、OS)、対応の時間帯によって変わります。今の状況を確認してからお見積もりします。

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