フルサイト編集 (FSE) への移行

WordPress は 5.9 から、ヘッダーやフッターを含むサイト全体をブロックで編集できるフルサイト編集 (FSE) に対応しました。今の公式の標準のテーマも、FSE に対応したブロックテーマです。
従来のテーマ (クラシックテーマ) で作られたサイトを、デザインと記事を保ったままブロックテーマに移行できます。サイトの状況に合わせて、段階的に進められます。
すべての作業を、セキュリティを意識して進めます。

移行する理由

WordPress の新しい機能の多くは、ブロックテーマとサイトエディターに向けて加わっています。従来のテーマのままでは、使える機能が限られ、テーマの改修のたびに開発の作業が必要になります。

サイト全体を管理画面で編集

ヘッダー、フッター、一覧のページまで、コードを書かずにサイトエディターで編集できます。

デザインの設定を 1 か所に

色、文字、余白を theme.json とスタイルにまとめ、サイト全体で同じ設定を使えます。

新しい機能を使える

WordPress 7.0 と 7.1 では、ブロックで作るナビゲーションのオーバーレイや、スマートフォンとタブレットごとのスタイルなどが加わりました。

移行で変わること

従来のテーマの仕組みは、ブロックテーマでは別の仕組みに置き換わります。今のサイトで使っている機能を確かめ、移す方法を決めます。

項目従来のテーマブロックテーマ
テンプレートPHP のファイルブロックで書いた HTML のテンプレートと、テンプレートパーツ
ウィジェットウィジェットのエリアパターンとテンプレートパーツ。ウィジェットのエリアは、テンプレートパーツのブロックで取り込める (6.2 から)
メニュー外観のメニューナビゲーションのブロック。今のメニューを取り込める
カスタマイザー外観のカスタマイズサイトエディターとスタイル。カスタマイザーを使うプラグインがある場合は、カスタマイザーも残る
色と文字の設定テーマの CSS と、カスタマイザーtheme.json とスタイル
再利用ブロック再利用ブロック同期パターン (6.3 から名前が変わった)

段階的な移行

一度にすべてを置き換える必要はありません。WordPress の公式の学習の教材も、theme.json の追加から始め、テンプレートの置き換えへ進む段階的な移行を紹介しています。従来のテーマのまま、ブロックの機能の一部だけを取り入れることもできます。

  1. 今のサイトの確認

    テンプレート、ウィジェット、メニュー、カスタマイザーの設定と、使っているプラグインを確かめます。

  2. theme.json の追加

    今のテーマに theme.json を加え、色、文字、余白の設定をまとめます。

  3. 部分的なブロック化

    ヘッダーやフッターなど、一部をブロックのテンプレートパーツに置き換えます (6.1 から)。

  4. テンプレートの置き換え

    PHP のテンプレートを、ブロックのテンプレートに置き換え、ブロックテーマにします。

  5. 検証と切り替え

    検証環境で、すべてのページの表示と、フォームなどの動きを確かめてから切り替えます。

  6. 更新作業を行われる方への説明

    サイトエディターでの編集の方法をご説明し、編集できる範囲を決めます。

確かめておくこと

サイトによっては、移行の前に確かめることがあります。

ページビルダーのプラグイン

ページビルダーで作ったページは、ブロックへの置き換えに手間がかかることがあります。ページごとに、置き換えるか残すかを決めます。

ウィジェットとカスタマイザーに頼るプラグイン

ウィジェットやカスタマイザーで設定するプラグインは、ブロックに対応した方法があるかを確かめます。

テンプレートの中の独自の処理

PHP のテンプレートに書かれた独自の処理は、ブロックやパターン、必要ならオリジナルのブロックに移します (オリジナルテーマの作成)。

PHP と WordPress のバージョン

WordPress 7.0 から、必要な PHP は 7.4 以上です。古い環境は、あわせて更新します (PHP の保守・バージョンアップ)。

お引き受けできること

今のサイトの確認から、移行、移行したあとの保守まで、まとめてお引き受けできます。

今のサイトの確認

テーマ、プラグイン、カスタマイズの内容を確かめ、移行の方法と作業の量をご報告します。

ブロックテーマへの移行

今のデザインを保ったまま、テンプレート、メニュー、ウィジェットをブロックテーマに移します。

段階的な移行

サイトを止めずに、theme.json の追加や一部のブロック化から、段階的に進められます。

オリジナルのブロックの開発

標準のブロックで実現できない部分を、オリジナルのブロックとして作ります。

編集の範囲の設計

使える色と文字を限り、崩してはいけない部分をロックして、更新する方が迷わない画面にします。

移行したあとの保守

WordPress、プラグイン、テーマの更新を、継続してお引き受けできます (プロフェッショナルな対応)。

ご相談・お問い合わせ

内容が固まっていない段階からご相談いただけます。各分野のプロフェッショナルがご対応いたします。ご相談・お見積もりは無料です。