AWS のセキュリティ

AWS のアカウントと権限、操作の記録と脅威の検知、ネットワークとデータの保護を、AWS の推奨に沿って整えられます。
不審な操作が見つかったときの対応と、設定の定期的な見直しまで、KEY SELECT がお引き受けできます。
すべての作業を、セキュリティを意識して進めます。

アカウントと権限

AWS の操作は、すべてアカウントと権限を通して行われます。最初に整えるべき対策です。

ルートユーザーの保護

ルートユーザーに多要素認証を設定し、日常の作業には使わないようにします。

IAM Identity Center でのログイン

Entra ID や Google Workspace のアカウントで AWS にログインでき、担当者ごとの IAM ユーザーとアクセスキーをなくせます。

必要な権限だけを付ける

担当者と役割ごとに、必要な操作だけを許可します。管理者の権限を持つ人を限ります。

用途ごとにアカウントを分ける

AWS Organizations で、本番、検証、記録の保管などのアカウントを分け、影響の範囲を限ります。

記録と検知

操作を記録し、不審な動きや設定の不備に気づける状態にします。

操作の記録

AWS CloudTrail

誰が、いつ、どの操作をしたかを記録し、改ざんされない場所に保管できます。

脅威の検知

Amazon GuardDuty

不審なログイン、通常と異なる通信、マルウェアなどの脅威を検知できます。

設定の確認

AWS Security Hub

AWS の推奨に照らして設定の不備を確認し、検知の結果を 1 か所にまとめられます。

設定の変更の記録

AWS Config

リソースの設定と、その変更の履歴を記録できます。

脆弱性の確認

Amazon Inspector

EC2 やコンテナのイメージ、Lambda の脆弱性を確認できます。

AWS Security Hub で行うこと

AWS Security Hub は、AWS の設定が、セキュリティの基準に合っているかを自動で点検し、GuardDuty や Inspector の検知の結果とまとめて、対応の優先順位を付けるサービスです。設定は一度整えても、変更のたびに崩れることがあるため、点検を続けることが大切です。

基準に沿った自動の点検

AWS の基礎的なセキュリティのベストプラクティス (FSBP) と、CIS AWS Foundations Benchmark (AWS は v5.0.0 を推奨) に沿って、設定を常に自動で点検します。

検知の結果をまとめる

GuardDuty の脅威の検知、Inspector の脆弱性、設定の不備を 1 か所に集め、関連する問題を結び付けて、危険の大きいものから示します。

すべてのアカウントとリージョン

本番、検証、開発の各アカウントと、使っているすべてのリージョンの結果を、1 つの画面で確かめられます。

点検する項目の例

対象点検の例
アカウントルートユーザーに多要素認証が設定されているか、使われていないアクセスキーが残っていないか
記録CloudTrail がすべてのリージョンで有効か、記録が暗号化されているか
データS3 のバケットが公開されていないか、データベースとディスクが暗号化されているか
ネットワークSSH などの管理のポートが、インターネットから誰でも接続できる状態になっていないか
Web の公開CloudFront に AWS WAF が設定されているか
バックアップデータベースなどが、バックアップの計画の対象になっているか

KEY SELECT がお引き受けできること

  1. 有効化と基準の選定

    すべてのアカウントとリージョンで有効にし、事業と取引先の要求に合わせて、使う基準を決めます。

  2. 指摘の整理と優先順位

    最初に出る多くの指摘を、危険の大きさと直す手間で整理し、直す順番をご報告します。

  3. 設定の修正

    指摘に沿って設定を直します。構成をコードで管理している場合は、コードの側で直し、同じ不備が戻らないようにします。

  4. 例外の判断と記録

    事業の都合で基準と違う設定にする場合は、理由を記録したうえで、指摘を対象外にします。

  5. 新しい指摘の通知

    新しく危険な指摘が出たら、メールやチャットに知らせ、すぐに対応できるようにします。

  6. 定期のご報告

    点検の結果と、直した内容を定期的にご報告します。取引先のセキュリティチェックや、ISMS の対応の根拠にも使えます。

  • 従来の Security Hub は「Security Hub CSPM」に名前が変わり、2025 年 12 月から、検知の結果を結び付けて優先順位を付ける新しい Security Hub が使えるようになりました。点検の多くは AWS Config の記録を使います。初めて使う場合は、30 日間の無料の試用があります。
  • 出典: AWS Security Hub、AWS Foundational Security Best Practices、CIS AWS Foundations Benchmark、AWS News Blog(2026 年 10 月 25 日に確認)

ネットワークとデータの保護

アカウントと権限の管理に加えて、サーバーへの通信の経路と、保存するデータの保護も整えられます。

プライベートなネットワーク

データベースやアプリケーションのサーバーは、インターネットから直接届かない場所に置きます。

Session Manager での接続

サーバーへの接続を Systems Manager の Session Manager にし、SSH の鍵とポートを使わずに済みます。接続の記録も残せます。

AWS WAF

Web サイトへの攻撃の通信を、届く前に遮断できます。

暗号化とバックアップ

保存するデータを暗号化し、AWS Backup で決まった時刻にバックアップを取れます。

パスワードと API キーの管理

データベースのパスワードや API キーを設定ファイルに書いていると、ファイルと一緒に漏れるおそれがあります。Parameter Store と Secrets Manager に移すと、暗号化して管理でき、誰が読んだかも記録できます。

取引先のセキュリティ要求への対応

取引先のセキュリティチェックシートや、情報セキュリティの国際規格である ISMS (ISO/IEC 27001) の認証では、AWS のようなクラウドサービスの利用についても、アクセスの管理と記録が求められます。AWS の設定で、次の管理策に対応できます。

8.2 特権アクセス権

管理者の権限の限定

管理者の権限を持つ人を限り、定期的に見直すことが求められます。IAM Identity Center で、担当者ごとの権限を一覧にして管理できます。

8.5 セキュリティを保った認証

多要素認証と SSO

パスワードだけに頼らない認証が求められます。ルートユーザーと全員に多要素認証を設定し、会社のアカウントでログインできます。

8.15 ログ取得 / 8.16 監視活動

操作の記録と検知

記録を残し、異常に気づける状態にすることが求められます。CloudTrail と GuardDuty で記録と検知を整えられます。

8.22 ネットワークの分離

ネットワークの分離

用途ごとにネットワークを分けることが求められます。サーバーをプライベートなネットワークに置き、通信を必要なものに限ります。

8.13 情報のバックアップ

バックアップと復元の確認

バックアップを取り、復元できることを確かめることが求められます。AWS Backup で決まった時刻にバックアップを取れます。

  • 番号は ISO/IEC 27001:2022 の附属書 A の管理策です。管理策の名前は日本語の訳の一例で、JIS Q 27001:2023 の表記と異なる場合があります。

費用

費用は、AWS に支払うセキュリティのサービスの料金と、KEY SELECT の設定代行と見直しの費用に分かれます。

AWS のセキュリティのサービス

従量制

GuardDuty、Security Hub などの料金は、記録の量や対象のリソースの数に応じてかかります。導入の前に、月額の目安をお出しします。

IAM Identity Center

無料

AWS へのログインを、会社のアカウントにまとめられます。

KEY SELECT の設定代行と見直し

お見積もり

アカウントの数と構成に合わせてお見積もりします。

ご相談・お問い合わせ

内容が固まっていない段階からご相談いただけます。各分野のプロフェッショナルがご対応いたします。ご相談・お見積もりは無料です。